インサート成形(ゴムと金属の一体成形)

ゴムのインサート成形(加硫接着)は、金属部品を金型に入れ、その周りにゴムを成形して一体化する方法です。金属表面に接着剤を塗布しておき、ゴムの加硫と同時に化学的に接着させます。防振ゴム、ブッシュ、金属芯金付きのシール、ローラー、ゴムを被覆したハンドルなどに使われます。
工程
- 金属部品の準備:切削・プレスで作った金属部品を、脱脂・ブラストなどで表面処理します。
- 接着剤の塗布:接着が必要な面にプライマーと接着剤を塗布します。
- 成形:金属部品を金型にセットし、ゴムを圧縮・トランスファー・射出成形して加硫します。
- 仕上げ・試験:バリを取り、取り決めた方法で接着強度などを確認します。
金属部品の加工も当社で
運営会社の華晟精密はCNC精密加工の工場です。インサートとなる金属部品を当社で加工して成形工場へ支給できるため、金属部品の寸法と一体成形品をひとつのご注文で管理できます。
設計の注意点
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 接着範囲 | ゴムを接着する面と、金属を露出させる面を明確にする |
| 金属部品の公差 | 金型内で正確に位置決めできないと、バリや肉厚不足の原因になる |
| ゴムの厚さ | 金属上の極端に薄いゴム層は、安定して成形しにくい |
| 試験 | 接着強度の試験方法と合否基準(接着面ではなくゴム部で破壊すること など)を決めておく |
よくある質問
どのゴムが金属と接着できますか?
NR、NBR、EPDM、CR、フッ素ゴム、シリコンなど、一般的なゴムの多くは適切な接着剤を選べば金属と接着できます。接着剤はゴムと金属の組み合わせに合わせて選定します。
金属部品も手配してもらえますか?
はい。金属部品の加工・調達を含めてお見積もりし、一体成形した完成品として納品します。